BLS(Basic Life Support:一次救命処置)トレーニング ~法人内 須衛地区ver.~
「BLS」という言葉を聞いたことがありますか?
心肺停止や呼吸停止に対する一次救命処置のことで、AED以外の特殊な器具を使わないで行う救命処置のことです。主に「心臓マッサージ:胸骨圧迫」「人工呼吸」「AED」が主体となり、医療資格は必要ありません。
心肺停止が起こってから、一次救命処置による心肺蘇生法が早く実施されるほど、救命率が高くなることが知られています。
2022年の総務省消防庁のデータでは、119通報から救急車が現場に到着するまで、平均10.3分とされています。この10分の間に救命処置が行われているか否かで救命率は大きく違います。
正しい知識と適切な対応方法・処置を学び、いざというときに対応できるように法人内那加エリアのスタッフ(看護師、介護職員、リハビリ)を対象にBLSトレーニングを行いました。
施設のご利用者様に少しでも安心してご利用頂きたく、また急変時の状態を想定しつつ、熱心にトレーニングに取り組んでいました。急変時は救急車が到着するまでの対応が、とてもとても大事です。
知識もスキルも「備えあれば憂いなし」ですよね。
法人内のすべての職員が同じように対応できるように、BLSの普及に取り組んでいきます。
フェニックス総合クリニック 循環器内科 奥村諭