元号が平成から令和に変わり、今後日本は社会情勢や私たちの生活など様々な変化の過渡期を迎えます。
フェニックス総合クリニックは、昭和63年鵜沼中央クリニックとして誕生し、地域の皆様の支援のもと創立30年を迎えました。理事長は代わり、体制も変わりつつありますが、当初からのゴールである ― 皆様から必要とされる法人であること ― は変わることはありません。
「三方よし」という経営哲学があります。これは「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方です。この「三方」を私どもフェニックスに当てはめると「フェニックスのスタッフとその家族」「ご利用者・患者さんとそのご家族」「地域にお住まいの方・行政を含めた関係者の皆さん」と私は考えます。
少子高齢社会の日本では、厚生労働省が掲げる「地域共生社会」がしばしば話題に上がり、その実現が求められています。「地域共生社会」とは、健常者と障がい者、若者と高齢者、国籍の違い、また近い将来は人間と機械(人工知能やロボット)など多様化する状況を受け入れ、より一層結びついて一緒に生活していく社会です。「地域共生社会」はもはやスローガンではなく私たちが必ず達成すべき目標です。今後もフェニックスは地域の拠点となり、率先して理想モデルに近づけるよう試行錯誤と挑戦を続けていきます。それが患者さま・ご利用者・ご家族・関係者の皆様、そしてフェニックスグループで働く私たち自身の幸せにつながると信じているからです。
地域の住民・関係者の皆さま、フェニックススタッフとその家族のため、皆さんと共に一つ一つに地道に取り組んで行きたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。